2016年10月19日水曜日

豊洲市場の地下水管理システムを稼働しても水位が下がっていないのか?

皆さん大注目(棒)の豊洲市場ですが、

ヤフートップニュースにこんな記事が載っていました。

消えてしまうかもしれないので、スクリーンショットをとらせていただきます。

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豊洲市場の地下水管理システム稼働も大半の地点で水位下がらず
TBS系(JNN) 10月19日(水)20時13分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20161019-00000138-jnn-soci

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ということで、豊洲市場の公開データをもとにグラフにしてみました。

参照先はこちらのホームページです。


豊洲市場の地下水位について
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/siryou/waterlevel/


さて、グラフです。















注記:
 ・「点検中」の点については、本グラフ中では水位を 0 mとしています。
  なお、点検中となっている点があるは、10/19現在では10/3の9]00時点のみです
 ・「5.0超」となっている点は、便宜上、5.0 mとして処理しています。



ニュースの記事によると、

今月14日から本格稼働を始めた

とのことですが、実際のところいつから地下水管理システムが稼働を始めたのか、

ネット検索の範囲では見つかりませんでした。

水位の経過から推察するに、10/3に調整を開始しているのでは。。。?

と想像しますが、あくまで想像です。


ところで、本グラフを見て、皆さんはどう思いますか?

あくまで個人の主観ですが、

確かに、一部で水位が上昇している部分もありますが、

データ公開が始まった10/3以降、全体的に低下傾向と思います。

もう少し長い期間を見てみないと何とも言えませんが、

凄くざっくりとした計算ですが、

10/3から10/19の間で、全21ポイントの単純平均では 0.5 m ほど水位が低下しています。


本格稼働したとされる10/14から10/19の期間だけを切り取ってみれば、

確かにニュースで報じている通りほぼ水位に変化がなく、一部では上昇しています。

ただ、それって本当にフェアな報道ですかね?


そもそも、この公開データの有効数字は小数点以下1桁までです。

地下水は常に動いているので、短期間だけで見れば上下の変動はあり得ます。

また、この期間、気象庁の東京でのデータを確認すると、

10/17の7時~13時まで、10/18の1時~4時の間は降水が観測されています。
(参考) 気象庁HP
 http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php


雨が降ったのであれば、一時的に地下水位が上昇してもおかしくはありません。

実際、降水が観測された期間の後では水位が上昇しているポイントがあります。

マスコミにありがちですが、

恣意的にデータを切り取って報道するのはフェアじゃありません。

システムを稼働したら何があってもそのまま延々と地下水位が下がり続ける仕様なのですか?

それはつまりどんな水の流入(降水など)があっても、地下水位をキープできるとしたら、

それは過剰なシステムなのではないですか?

地下水位管理システムに要求される仕様は、

この資料によると、概ねA.P.+2.0mで管理することのようです。

地下水管理システムに関する説明資料
 http://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/pdf/pdf/gijutsu/siryo/18-3.pdf



本来的に必要な機能は、長期にわたって概ねA.P.+2.0mを満足することです。

この後も降雨の度に多少水位が上昇するでしょう。

問題は、その「程度」ではないですか?

設計仕様を満たさないほどに水位がジャブジャブになってしまったらそれは問題だと思いますが、

現状でそんな問題になるような状況ですか??


とりあえず、もうしばらく様子見が必要だと思われます。

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