2017年1月15日日曜日

続報10 : 豊洲市場の地下水管理システムを稼働しても水位が下がっていないのか?

下記にて豊洲市場の地下水位についてブログを書きましたが、
今回は、その 続報10 となります。

<参考>
豊洲市場の地下水管理システムを稼働しても水位が下がっていないのか?
続報1 : 豊洲市場の地下水管理システムを稼働しても水位が下がっていないのか?
続報2 : 豊洲市場の地下水管理システムを稼働しても水位が下がっていないのか?
続報3 : 豊洲市場の地下水管理システムを稼働しても水位が下がっていないのか?
続報4 : 豊洲市場の地下水管理システムを稼働しても水位が下がっていないのか?
続報5 : 豊洲市場の地下水管理システムを稼働しても水位が下がっていないのか?
続報6 : 豊洲市場の地下水管理システムを稼働しても水位が下がっていないのか?
続報7 : 豊洲市場の地下水管理システムを稼働しても水位が下がっていないのか?
続報8 : 豊洲市場の地下水管理システムを稼働しても水位が下がっていないのか?
続報9 : 豊洲市場の地下水管理システムを稼働しても水位が下がっていないのか?


豊洲市場の地下水位について
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/siryou/waterlevel/

さて、1/12までの地下水位の推移を確認してみましょう。





















この期間は、多くの観測点でわずかながら地下水位上昇がみられます。

次に、各街区の平均値を見てみましょう。



















平均値でみても、水位が上昇していることが確認できます。
この期間では降雨があったことが影響しているように見えます。



最後に10回前の観測値との比較です。


















結果として、0.1m程度の水位上昇であったことが確認できます。



さて、2017年1月14日に、地下水モニタリングの結果が公表されました。
ベンゼンが基準値を大幅に上回る水準で検出された、と騒いでいます。
ここで、冷静に考えると、地下水位の変動については、
 ① 降雨があるときは地下水位が上昇する
 ② 降雨がないときは地下水位が低下する
という単純な傾向があることが当然ながら理解できると思います。

①降雨があるときは地下水位が上昇する ということからわかるように、
地下に雨水及び大気中の汚れが流入していることが分かります。
しかしながら、これについては従来のモニタリング期間でも雨は降っていることから、
今回の数値の急変に影響したとは考えにくいです。

② 降雨がないときは地下水位が低下する ということは、
系外に水を排出しているということですが、
地下水の場合においては、水槽の水をくみ上げる場合とは異なり、
一気に水が移動する、入れ替わることはありません。
また、地下水排出作業を実施しない場合は、
地下水の移動は少なく、物質の移動も起きにくいということです。
そのため、排出点(ポンプ設置点)の周囲の水位が下がると、
徐々に周辺から水が流入し、さらにその周辺から水が流入する形で、
少しずつ水の移動が生じると考えられます。
そうすると、物質の移動に伴い、サンプリングデータの変化が生じることも考えられます。

結果論のため今からなら何でも言えるのですが、
地下水排出作業を始める前後においては、
地下水位のデータ観測及び公表だけではなく、
より高頻度で水質調査及び結果公表を実施すべきだったものと思います。
僕は地下水の専門家ではありませんので、
このような変動が発生するとは事前に予想していませんでした。
専門家の方々はこのあたりのリスクを想定していたのでしょうか?

予め、「地下水の排出作業を開始すると、一時的に水質調査のデータに変動が出ます」 と
宣言しておき、データを細かく発表しておけば、
ここまで騒ぎになることはなかったと思います。
(もっといえば、ある勢力に付け入るスキを与えてしまったと思います)

第9回の水質調査で最終です!みたいなことを言っていますが、
常識的に考えれば、次回の第10回の計測を実施すべきだと思います。
もっと言えば、サンプリング間隔を短くして、
スピーディーに公表してほしいものです。


今回のことがありましたので、判断の先送りが確実でしょう。
これに伴う税金による補てん金額はさらに膨れ上がる一方です。
この辺の金額の公表はいったいいつになるんでしょうね?

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